【闇芝居(三期) 5話】剥製にされ易い人の特徴とは?【感想・考察】


闇芝居(三期) 第5話「剥製博物館」
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●とある夫婦   
            
さて、今回、国内旅行に出かけていた「とある夫婦」が、旅先で化物に襲われ、剥製にされてしまいました。
            
なので、夫婦はどうして襲われてしまったのか、その理由を考えていきたいと思います。
            
まず、どうして「とある夫婦」なんて呼び方をしているのかというと、作中やEDテロップで二人の名前が明かされないからです。唯一、

ニコニコチャンネル 闇芝居 三期 第5話「剥製博物館」

のあらすじに「とある夫婦」と書かれているだけでした。

よって、4話感想で書いたように、今回の化物は

『相手の名前を知ることができなかった=それほど強い力を持っていませんでした』

また、同じく4話感想で書いたように、化物は人の悪しき心、心の隙を突いて襲いかかってきます。

なので、力の弱い化物が人間を襲うためには、心に隙のあるターゲットを狙うか、ターゲットを誘導し心に大きな隙を作らせる必要があるのです。

よって、今回の夫婦は前者、

『相手の表層しか見ることができず、深く付き合うことができない』

という悪しき心、心の隙を抱えていました。

●曇天の底で

何故なら、冒頭、分厚い雨雲から零れる雨の落下を、術もなく見上げるような画が映されます。

そこに、折角の旅行なのに雨に遭ったことを愚痴る妻と、それを適当に受け流す夫の会話が重なります。

しかし、この時、二人がずっと空を見上げながらそんな会話をしていたとは思えません。普段、人間の視点がそうであるように、水平方向に雨が降る町を横から見ていたはずです。

よって、曇天を見上げる画は、二人の心が、曇天の底から暗い空を仰ぎ見てしまうような堕ちた状態である演出です。

それは折角夫婦二人で小旅行に来ているのに、雨に降られたくらいで不機嫌になる妻と、それを面倒臭そうに受け流す夫という二人の夫婦仲にもしっかりと表れています。

●他人のことが見えてない

そんな折、夫は寂れた外見の「剥製博物館」を見かけると、二人で入ってしまいます。

妻の機嫌を直そうと、妻のことを気にしていたなら、まずあり得ない選択です。実際、中に入ると妻は「カビ臭い」と余計不機嫌になってしまいましたし。
(そんな不機嫌さを隠さない妻も夫を気遣っていないのは一緒ですが)

また、二人は、展示場に入っても、微動だにしない他の客(剥製人間)の異様に全く気づけませんでした。(紙芝居演出が良い叙述トリックになっていた)視聴者はともかく、あの状況で気づけない二人はちょっと問題だと思います。

更に、夫は剥製を気味悪がる妻を驚かせて喜び、妻はそれに腹を立て一人でホテルに帰ってしまいます。

夫は妻がホラー系を嫌っていることさえ知らず(知っていてもそんな妻を平気で驚かせるくらい配慮がなく)、妻もそんな夫(の欠点に気づかないまま夫)を伴侶に選んでしまっていました。

その後、夜になり、夫がホテルに帰ったシーンで、ホテルの名前「アザーサイド(あちら側≒彼岸、あの世)」が映されます。

心霊マニアでもない限りこんな名前のホテルには泊まらないでしょう。二人が周囲の深いところに全く気が回っていないことが、ここでも演出されていました。

更に、夫はドア越しに呼んでも妻が返事を返さないと、早々に妻への呼びかけを止め、落とした鍵を探しにホテルを出て行ってしまいます。

夫は、妻が簡単に自分を締め出すと思っていて、仲直りを早々に諦め、鍵で部屋に入ろうとする、そんな夫婦仲が示されていました。

●二人が剥製にされた理由

だから、そんな他人の中身まで見ることのできない、見ようともしない二人は、表層だけあれば十分だと剥製にされてしまった・・・・それが今回のオチなのだと思います。

といったところで、

闇芝居(三期) 第6話「」

に続きますw
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2016年02月08日 20:32 by 元会長
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