【公式サイト様/ニコニコチャンネル様】
●リーシャはメインヒロイン
さて、今回、フィルフィとルクスの深い絆が明かされたり、クルルシファーがルクスとキスしたり色々進展がありました。
そんな中、リーシャだけドリルマニアのギャグ要員のようになってしまっていますw
しかし、それでもリーシャが物語的に重要なメインヒロインだと言える理由を書いていきたいと思います。
●心の袋小路
まず、クルルシファーが遺跡への扉を開いたために、入り口周辺が崩落し、ルクスとクルルシファーは遺跡の中に閉じ込められてしまいます。
「崩落のようなアクシデント=王家追放やこの世界の人間ではないこと」により、二人が(心の)袋小路に閉じ込めれられていることの暗示です。
だからクルルシファーはルクスに自分の出自を明かし、もう遺跡調査は諦めると弱音を吐いてしまいます=本心を漏らしてしまうほどルクスに心を開きかけていました。
でも、ルクスがそんなクルルシファーを一生懸命励まそうとすると、クルルシファーは
「女の弱音を、あまり本気で受け取らない方がいいわよ・・・・貴方の唯一の弱点は他人に甘いところだから、試しに言ってみたのだけど」
と話をはぐらかしてしまいます。
更にそこから、ルクスがどうしてそんなにお人好しなのか=フィルフィのお陰で世間を憎まずに済んだという話に移るのですが・・・・
「何の価値もない僕」
「僕は好きな人達を憎まずにいられる国を作りた『かった』んだ」
こんな言葉の端々にルクスの諦めが滲んでいました。
だから、ルクスはクルルシファーが零した
「貴方がもし新王国の皇子様になっていたら、私のことも助けてくれたのかしら」
という問いに答えることができませんでした。
ルクスは1話でリーシャと出会うまで、ずっと雑用皇子としてくすぶっていた・・・・正確には、今もまだ完全には立ち上がれていなかったから・・・・。
●リーシャがいたから
しかし、そんなところに、リーシャがドリルで穴を掘り二人を助けに来てくれました。
『二人の閉じた世界に、リーシャが風穴を開けてくれたのです』
もしリーシャがいなければ、バルゼリッドとの決闘で、クルルシファーはルクスの参戦を拒んでしまっていたはずです。上記したルクスの励ましをはぐらかしたように。
もしリーシャがいなければ(2話からずっと王女に相応しい自分になりたいと奮闘するリーシャの姿に励まされていなければ)、ルクスもバルゼリッドを倒すだけで、クルルシファーに
「貴方は僕の恋人ですよ。だから必ず助けます。戦わせて下さい、僕の大切な、貴方のために!」
と言うことができなかったでしょう。
●レストランと窓
それは決闘の後、クルルシファーがルクスと一緒にアルテリーゼに会うとリーシャに告げていたことからも、その場所をわざわざ覗き見し易い大窓のあるレストランにしていたことからも明らかです。
恋のライバルとしてルクスを取り合うつもりなら、そんなことはしないはずです。
ただ、ではクルルシファーがリーシャのことをどう思っているのかというと、詳細がわからないのですが・・・・。
ルクスが言っていたように、大切な人になるかもしれない人達を自分から嫌いになるのはもう止めたい。
クルルシファー達をドリルで助けに来た時のやりとりで、自分と同じように心を閉ざしかけていたルクスが、リーシャには心を開いているように見えた。
だからそんなリーシャならクルルシファーの心の壁も打ち壊して友達になってくれるかもしれない。もし、ルクスがクルルシファーを選んでくれるならリーシャと本気で取り合うのも面白そう。
・・・・みたいな感じなのかな〜と思ってみたりw
実際、クルルシファーがルクスにキスすると、リーシャはレストランの窓についていた手に力を込めすぎてヒビを入れてしまいますし、そのままレストランの扉を開け二人に食ってかかります。
透明でも確かに内外を区切る窓は見えない心の壁の暗示です。また、わざわざアルテリーゼを退出させ、他に人がいなくなったレストランはクルルシファーとルクスの心の暗示になっています。
だから、そんな窓にヒビを入れ、閉じていたレストランの扉を開いたリーシャは、メインヒロインに相応しい重要な役割を果たしていました。
●メインヒロインは・・・・
まあ、ルクスはずっと雑用皇子としてくすぶっていて、2話ではリーシャの戦いに、今回はクルルシファーの戦いに加勢しただけです。ずっと自分の戦いをしていません。
2話の近衛騎士団長やバルゼリッドみたいなのに絡まれ、リーシャやクルルシファーの戦いに巻き込まれても、それは他人の戦いであり、勝ちも負けもありません。
まだ自分の戦場で戦ってすらいないルクスは、0戦0勝0敗で無戦無勝無敗なだけです。
ルクスが(好きな人達を憎まずにいられる国を作りたいという?)自分の戦いを再び始められるまでは、他人の戦いでどれだけ勝ち星を重ねようと無敗なだけ・・・・それがタイトルの意味なのかな〜と思ってみたり。
そんな感じで薄々と思ってはいましたが、ルクスはヒロイン枠なんですよね、どっちかというとw
1〜2話では王女に相応しい自分になりたいと奮闘するリーシャが物語を引っ張りますし、3〜5話は自分の出自を確かめたいと願ったクルルシファーが物語を引っ張りました。ルクスはそれに同行するだけでした。
戦闘でこそメインですが・・・・布団や茂みやお風呂の中でフィルフィに迫られたり、クルルシファーに服をプレゼントされたり、それを着てるところでキスされたり、物語的にはどう見てもヒロインですw
まあ、強気にキスをしている風で、ルクスにしがみつくように手を震わせていたクルルシファーの方が遥かに可愛いヒロインでしたけど!w
勿論、それに嫉妬してレストランに駆け込んだリーシャも、それを心配そうに見守っていたティルファーも、回想の幼女フィルフィもみんなみんな可愛いし!w といったところで、
最弱無敗の神装機竜《バハムート》第6話「」
に続きますw
スポンサード リンク
スポンサード リンク