さて、今回は夏祭りに来た小学生、アサコとミキの話でした。一見普通の友達に見える二人ですが・・・・。
冒頭、アサコがわた飴を買うシーンで、ミキはアサコのことを全く見ていません。
更に金魚すくいをした後も、アサコの話を遮るようにミキは
「ちょっと捕りすぎじゃない?」
「わぁー楽しい! ずっとここにいられたらいいのになぁー」
と言葉のドッジボール、投げっぱなしジャーマンを続けました。
アサコが金魚を分けて欲しいと遠回しに言っているのをわかって強引に話題を変えたのか、単に自分のことしか頭になかったのか、とにかくミキはアサコのことを子分くらいにしか思っていません。
アサコの方もそれでもミキに依存していて、そんな二人の心の隙を化物に突かれてしまったのだと思います。
●モブがいない
また、冒頭のわた飴屋のシーンからずっと他の祭客がいないのも、二人が周囲のことを見られていないか、アチラ側に迷い込んでいる、もしくはその両方の演出でした。
●もし・・・・
もし二人が、
「いいな〜私全然捕れなかった・・・・一匹分けてもらってもいい?」
「うん、いいよ」
「ありがとう。じゃあわた飴一緒に食べよ」
「やったー。甘〜い」
「「えへへ」」
こんな風にイチャイチャできる関係だったら「アチラの祭」に迷い込むこともなかったはずです。
ミキが消え、お面の「アチラ」という不気味な声を聞いたアサコのアップが、闇芝居史上最高に可愛かったのに残念でなりませんw
また、そんなところに現れた山車の化物を見て、アサコは腰を抜かしてしまいます。しかし、その浴衣は、アサコの閉じた心のように(?)鉄壁で、大変遺憾と言わざるを得ませんでしたw
・・・・モチロン、アサコ ノ ココロガ トジテイテ カナシイ トイウ イミデw
●化物は・・・・
あと、山車は本来、みんなで協力して引くものです。しかし、アチラ側の山車は個々が勝手にその周囲をついて歩くだけでした。
また、金魚屋の化物も、わた飴屋の化物も、その後広場でアサコの前に現れた化物達も、みんな個々がバラバラに行動しています。
だから、祭りという場に寄り集まったバラバラの個体、そんな化物達がアサコとミキの関係を暗示していました。
まあ、その程度の心の隙なので、悲鳴を上げ無我夢中で逃げたアサコは気が付くとミキと合流していて、二人で祭りから逃げ出せたと信じてますw
といったところで、
闇芝居(三期) 第7話「」
に続きますw
スポンサード リンク
スポンサード リンク