さて、大半のアニメの主人公やヒロインがそうであるように阿良々木一家も、色々な欠点を抱えながら総合的には良い人だと思われている方はここでお帰り下さい。
(火憐と阿良々木母はギリギリセーフな可能性がまだ残っていますけど・・・・)
そんな訳で、今回のラスト、神原駿河が「阿良々木暦君や茶道部の子たちは、月火のどっちの嘘に騙されたのか?」みたいなことを言っていました。
よって、月火は二つの嘘を吐いています。まあ、二重の嘘、と言うべきなんでしょうが。
では、その嘘とは何か?
まず、月火は茶道部のお茶やお菓子をただ食いしています。
だから月火は、その罪を(お茶やお菓子を盗み食いすると噂の)幽霊になすりつけました。茶道部員たちがより幽霊の存在を信じるように「幽霊は存在しない」と力説して。
更に月火は、それを阿良々木暦君にまで相談します。より深く自身の潔白さを捏造するために・・・・。
これが月火の最初の嘘です。
その後、阿良々木暦君がこの件を駿河に相談すると・・・・駿河は、更に狡猾な詭弁を考え出します。
「茶道部員たちは、幽霊がいないとわかっていながら、月火を庇って嘘を吐いていると思えばいい」と。
すると月火は、嬉々として「なら、茶道部員たちのそんな嘘に騙されてあげる」なんて○○が出る嘘を、最初の嘘に重ねるのでした。
それ以外に月火が二つの嘘を吐いているという理由を説明できるでしょうか? それでもまだ作中で月火が語っていた茶道部員たちのように「そうは言っても・・・・」とこんな化物たちを庇いたくなるでしょうか?
・・・・余弦さん、今からでも遅くないんで、この兄妹をさっさと退治しませんかね?
まあ、この件だけで月火を断罪するのは可哀想と思われるかもしれませんが・・・・しかし、この化物家族は、おそらくよってたかって阿良々木父を殺すか壊すかしているのに、平気な顔でそれを隠蔽している○○なので。
(その詳細は、老倉育が手紙に残したのは暦の父親のことだった!?、に書いています)
因みに、阿良々木暦君が「自身は罪を犯した化物だ」みたいに悲壮感を醸し出しながら視聴者にうそぶくのも、月火が茶道部員たちを騙しているのと同じ手口です。
なので、今回はそれを暗示するエピソードだったのだと思います、よ。
一応、それでも化物たちを赦したいってのが物語シリーズの主題なので、素直に描かれている通りのことを受け取ったらこうとしか書きようがないんだよなぁ(落胆)と注釈を入れたところで、
暦物語 第8話「こよみマウンテン 其ノ壹」
に続くかもしれません。
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