冒頭、道端にしゃがみ込み猫と遊ぶだいやを、中腰のゆずかが二〜三人分離れた位置から見ています。
そんな二人に、遅れてやってきたちやが「お待た、せっ?」と声をかけると、ゆずかが跳ねるように立ち上がり満面の笑みを浮かべます。振り向くだけだっただいやよりも速い動作で。
6話感想でも書きましたが、ゆずかはだいやに心を開いておらず、愛想笑いを浮かべていても、ずっと居心地の悪さを感じていました。
だから、心を許しているちやが来てくれて嬉しさを隠しきれなかったのだと思います。
ゆずかが、だいやと一緒に座り込み猫と遊んでいなかったのもそのためです。
(後述しますが、三分くらいの本編の中に、そう考えられる理由がまだ他に二つも描かれていました)
●ちやはガチw
一方、ちやは初対面の(?)だいやに怪訝な表情を浮かべます。しかし、だいやの可愛さに一瞬で落とされ(笑)、
「だいやちゃんアイス食べる? お姉さんが奢ってあげるわ」
と、通報不可避の声かけ事案が発生するのでしたw
●三人の小悪魔w
そして、涎と涙を垂らし羨ましがるミトンを尻目に、美味しくアイスを食べる三人の少女達w
●ゆずかは注意力散漫?
その後、三人はプリクラを撮ることになるのですが・・・・
ポーズを取る時、だいやが「普通の人には見えないはずの」ミトンを抱いたのに、ゆずかとちやはそれに気づきません。
まあ、ゆずかと体を寄せ合い舞い上がっていたちやはガチ百合だから仕方ないとしてもw、ゆずかは本当に気づかなかったのでしょうか・・・・?
●ゆずかは・・・・
その後、ちやが上気した顔で出来上がった写真を見つめているとw、だいやが「門限がありますので」と挨拶をして帰って行きます。
だいやを見送りながら、ゆずかとちやが、
「じゃあまたね、だいやちゃん」
「良い子ね」
こんな会話を交わすのですが、普通はゆずかが更に続けて「うん」とか「そうだね」とか言わないでしょうか。
6話感想でも書きましたが、1話でもゆずかはだいやの挨拶に返事を返していません。
(返事を返すシーンがカットされているので、正確に言えば、返事の有無は不明ですが・・・・)
これが上記した、ゆずかがだいやに心を開いていないと言える残りの理由の一つ目です。
●本当は・・・・
その後、文房具屋に寄り、公園を歩いていた二人は、ペンギンの淫獣を連れた謎の少女に出会いますw
ミトンとペンギンが見えるなら不審者でしかない二組が互いに注意を向け合うのは『当然』でしょうw
でも、ちやと謎の少女が反応する中、ゆずかは二人に引きずられるように1テンポ遅れてリアクションを起こしました。
プリクラの時といい、ゆずかは注意力散漫で周囲が見えていないから・・・・
ではなく、心の壁が厚いので、空飛ぶペンギンなんて不審極まりないサムシングでも、親しい者以外はつい無視しようとしてしまう、ゆずかの心が演出されていました。
(折衷案で、心の壁が厚いので、親しい者以外は無意識にスルーしてしまう、と闇成分多目な解釈もなくはないですけど・・・・)
ゆずか達と謎の少女が向き合った時、横から夕日を受ける普通な感じの演出にもできたのに、ゆずか達は夕日の逆光に沈んでいますし。
そこから自己紹介を始めた謎の少女・篠木真冬とその淫獣(ペンギン)ポチと比べれば、影に沈むゆずか達がネガティブな演出を受けているのは明らかでしょう。
(ちやはまた現れた魔法絡みの相手を警戒して、ミトンはちやに「これ」呼ばわりされたり、ゆずかに「親友じゃないです」と言われたので、って感じでしょうかw)
これが上記した、ゆずかがだいや(≒ごく親しい者以外)に心を開いていないと言える残りの理由の二つ目です。
でも、そんなゆずかに
「私以外にも魔法少女の仲間がいて嬉しいな〜」
と笑いかけてくれた真冬を見て、
(魔法少女の、仲間・・・・新しい、お友達)
と笑顔を浮かべるゆずか。
そんなミトンと魔法が繋ぐ出会いが、ゆずかの厚い心の壁を崩していくことを信じて、
魔法少女なんてもういいですから。第9話
に続きますw
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