さて、今回は夜道に現れ「握手しよう」と手を差し伸べてくる『握手おじさん』の話でした。
その握手を絶対に断ってはいけない、体中を握り潰され肉団子にされてしまうから。しかし、四人目のおじさんとだけは握手してはいけない、手を食いちぎられてしまうから・・・・。
●言葉とは裏腹に
放課後の教室で、クラスメイトと担任教師が上記のような噂話で盛り上がっていました。しかし、晴子はそ知らぬ風で帰り支度を整えると、そのまま教室を出て行きます。
心の中で「ばっかみたい」と呟きながら。
しかし、晴子が立ち去るシーンで、晴子の目は知らず知らず泳ぎ、クラスメイト達の方に向こうとしていました。
更に、晴子だけでなくクラスメイト達が一緒に映るアングルになっていて、
『晴子が言葉とは裏腹にその噂話をかなり気にしている』
ことがわかります。
晴子が真っ直ぐ前を見て歩き、画面内にクラスメイト達がいない画(え)を想像して頂ければ、その意図が良くわかると思います。
●流石は主役の妹w
窓の明かりや門灯が夕日にくすむ一軒家。そんなくたびれた演出が入っていたとしても、晴子は無事、安全な家に帰っていました。
(庭もあるし借家だとしても結構高そうな感じです)
しかし、晴子が自室で読書をしていると、妹が宿題のノートを学校に忘れたから一緒についてきて欲しいと頼んできます。
不穏な噂話を聞いた日に、その舞台となる"夜道"に連れ出すなんて、主役の妹に相応しい良い運命力を持っていましたw
●振り返ると・・・・
そして暗い夜道を手を繋いで学校まで行く二人。
妹の教室に着き、晴子が見守る中、妹が無事に目的のノートを見つけます。
それを確認し安堵する晴子。教室を出ようと晴子が振り返ると、その瞬間を狙い済ましていたように、用務員のおじさんが目の前に現れます。
晴子が振り返る→物音がする→晴子が驚く、なのでこの順番で間違いないはずです。
それまで一切の気配を絶っていたのに、最後の一歩だけ足音を立て露骨に人間アピールする用務員が達人すぎましたw
●一人目
そんなハプニングがあったものの、二人はまた手を繋いで夜の道を帰ります。
途中、酔っ払いの中年が
「こどもがぁ、こんなじかんに、なにやってるんだぁ?」
と、通り過ぎていきますがそれだけで、晴子が気を緩めかけたその時・・・・
「アクシュ シヨウ」
と、電柱の影に隠れていた「握手おじさん」に真横から声をかけられてしまうのでした。
断ると肉団子にされてしまう、その噂話が気になって恐る恐る手を差し出してしまう晴子。握手おじさんは晴子の手が伸びるのを待たず、自分から手を伸ばし晴子の手を掴んできます。
でも、それ以上は何をしてくる訳でもなく、二人は急いでその場を離れます。
●二人目
丁度その先には交番があり、握手おじさんが追ってきたら通報も辞さない覚悟で近づく晴子。
しかし、交番にいた警官が二人目の握手おじさんだというまさかの展開w
もし発覚したら事案に不祥事、明日の新聞が賑わいそうですw
晴子は仕方なくもう一度手を差し出します。しかし、一回目より明らかにためらいがなくなっており、晴子の方から警官の差し出している手のところまで手を伸ばしていました。
●三人目
当てが外れ、二人は大急ぎでその場を離れます。
でも、暗い夜道で焦っていたこともあり、晴子は電柱の影から飛び出してきた三人目の握手おじさんにぶつかり、尻餅をついてしまいます。
焦りが募り、差し出す手からためらいが消えていきます。握手を済ませ全力で走り去る晴子。
●四人目
しかし、気づくといつの間にか妹と繋いでいたはずの手が離れていました。
晴子は、もしかして妹が四人目の握手おじさんに襲われたのでは? と心配します。しかし、背後から妹の「お姉ちゃん」という声がすると同時に左手を掴まれました。
そして振り返った晴子が見たものは・・・・。
といったところで、
闇芝居(三期) 第10話「」
に続きますw
スポンサード リンク
スポンサード リンク