さて、どうしてルルの肌が褐色なのか? それは
『今回のサブタイトルがアメリカの小説「大きな森の小さな家」をもじったものだから』
です。
まず、「大きな森の小さな家」は、西部開拓時代のアメリカで、ヨーロッパからの入植者と先住民(インディアン)が衝突する中、(新天地を目指し)新天地で暮らす白人一家の物語・・・・だった気がします、多分w
なので、アメリカでは読者の間で
白人「インディアンこえー」
インディアン「ふざけんな侵略者」
って感じの論争が起こっていたそうです(伝聞)。
●ファントムのせい?
よって、「ルル(ファントム)=インディアン」、「晴彦(人間)=ヨーロッパ人」とすると・・・・
存在を知られていなかったアメリカ大陸のように、人間とは関係なくファントムはファントムで存在していました。
なのに、阿頼耶識社の事故で人間が勝手にファントムを認識しその領域に踏み込んだのです。
それなのに(勝手にファントムを認識している)晴彦は、ルルを踏んだのに悪びれもせず開き直るし、もっとマクロな視点で見ると人類は大々的にファントム退治とかしてますし・・・・。
だから今回、ルルが人間サイズになりたいと思い晴彦達を振り回したことも、もっと言えばその他の諸々の事件も、元を正せば阿頼耶識社の一件で人類がファントムの領域に足を踏み入れたから・・・・全てはファントムではなく
『人間のせい』
という見方もできるのではないでしょうか。
前回までは、4話で温かい家庭を求めた玲奈がそんなファントムに出会ったように、
『ファントムは人の思いを受けて生まれてくる』
ものもいる(笑)、場合が取り上げられていましたが、今回はそうではないケースがピックアップされているのだと思います。
なので、ルルの褐色の肌はその衣装からアラビア系なイメージです。しかし、上記のような感じなので、実はインディアンが本当のモチーフだった・・・・のかなと思ってみたりw
といったところで、
無彩限のファントム・ワールド #11「ちびっ子晴彦くん」
に続きますw
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