さて、某ニコニコ動画とかではモブ姫だとか弄られ愛されキャラになっているリーシャ様ですが、今回はそのヒロインっぷりを遺憾なく見せつけてくれましたw
なので、そこら辺を中心に本編を追っていきたいと思います。
●リーシャの自室で
冒頭、リーシャが自室で建国祭のスピーチを暗記しています。窓からは明るい陽が射し込み、祭の花火も上がっています。建国祭でルクスを自分の騎士だと紹介できたらいいなと密かに期待を膨らませているリーシャの心の演出です。
だからそこにルクスがやってくると、リーシャはもじもじしながらもその話題を直球で振っていき、裏表のないリーシャ様が素直可愛いかったですw
ただ、ルクスが立つ部屋の入り口付近までは窓の光が届ききっておらず、二人は少し暗いところで話すことになります。
もしルクスに断られたらというリーシャの不安と、自分にそんな資格はないのではと引け腰になっているルクスの心が演出されていました。
だから騎士の話を振られたルクスが
「あ、あー、あのことですね」
と白々しく言う時、後ろ姿が映されその"表情≒心"が完全に隠されていました。
更に、続けてリーシャが
「で、でもルクス。い、今はまだ返事はいいぞ。あは、あは、あははは・・・・」
と言う時は、寮の近影が映されリーシャ(とルクス)の姿が映されません。リーシャが本心を隠して強がっている(ルクスが話を受け止めきれず流している)ことが窺えます。
大事なことは直に相手と会って話すべき、と言われるように、人は相手の姿を見ると本能的に安心し誠実さなどを感じます。だから姿や顔を隠せばその真逆の効果があり、ここはそんな演出になっていました。
●しっかり手懐けてある(フラグ)
その頃ヘイズ、サニア、夜架は薄暗い遺跡の最深部で王都奪還計画を進めていたようですが・・・・夜架が忠誠を誓っているのは帝国(今はルクス)でありヘイズじゃない=ヘイズが夜架に離反されるフラグを積み重ねているようにしか見えませんw
後述するように、ルクスの新王国打倒フラグも着々と積み重なってますしw
●打倒!新王国フラグ その1
OP明けて、ルクスとアイリが宰相&四大貴族に無理難題を押し付けれらるシーンが映されます。
ここで視点が斜めに傾いたカットが混じるのは、宰相達が公平でない不正な依頼を強要している演出です。
まあ、こいつらが良い人だとルクスが新王国を打倒して帝国を再興できないので、これからどんどん無茶なことを言ってくるのだと思います・・・・多分w
(リーシャの母親(?)である女王がいなかったのもその関係、のはずですw)
●アイリと馬車でw
その後、ルクスとアイリは雨の中を箱馬車で街へと帰ります。暗く沈んだ車内で馬車に揺られる二人は、雨に震えているかのようです。
だからルクスは側にあった毛布を手に
「あ、寒い? これ使う?」
と、少しおどけてアイリを怒らせてしまいます。
でも、二人とも本当は互いに相手を心配していて、すぐにその本心を伝え合います。更にルクスはアイリの肩にそっと毛布をかけて、
「いつも、心配ばかりかけて、ごめん」
と、アイリの冷えた体を労わります。
その優しさに包まれながら、アイリはルクスの肩に小さな体を寄せました。ルクスもアイリの肩を抱き、互いの温もりを感じる二人。
雨にぬかるんだ道に馬車の歩みは遅くても、馬車(≒二人)が震えるように揺れることはなくなって、遠くの雲間から射す明るい光がルクス達の向かう街を照らしていました。
●夕日と街明かりと
その日の夕方、ルクスが機竜工房でリーシャにワイバーンの調整を頼みます。1話からずっと意地でも機竜工房を真っ暗に描き続けていて、何の演出なのか非常に気になるところですw
そんなところに夜架が現れ、追いかけるルクスを街外れにまで誘導します。
茜色の空が急速に西の山際へと追いやられていきました。
そこでルクスが
「もう旧帝国はなくなってしまったのに、どうしてまだその契約を守ろうとしているの?」
と尋ねると、夜架は弟との約束を守るためだと答えます。
もう弟は殺されたけど、弟を守るために交わした契約を守り続けることが死んだ弟への忠義だと。
だから新王国を滅ぼすと言い、ルクスにも新王国を滅ぼす決断を迫る夜架。
当然ルクスはそれを断り、夜架とは物別れに終わってしまいます。
でも、ルクスが断って尚、西の空には赤い思いが灯り続けていて、夜架の心が完全に闇に染まってないことを演出・・・・していると信じたいところです。
二人の眼下に広がる街の光も、ルクスが守りたいと思っている人々の明かり、だけでなく夜架にも何かしらかかっている・・・・といいな・・・・w
●打倒!新王国フラグ その2
翌日、全竜戦が始まり、ティルファーが負けてしまうもそれ以外は順調に勝ち進むルクス達。
ルクスは自分の試合を終えると、宰相達に命じられた作戦のため一人試合会場をあとにします。
そんな折、リーシャがまさかの負けフラグをどんどんと積み上げていきましたw
そして試合中に(おそらく)夜架に制御を奪われ観客を攻撃してしまったリーシャは、新王国に拘束されてしまいます。
普通、王女が故意に観客を攻撃したとしても、機竜が暴走したとか、夜架が脱走してるのだから証拠がなくても夜架のせいにするとか、何だったら観客の中にヘイズ達の帝都奪還作戦の工作員が紛れ込んでいたと無理矢理罪人を作り出してでも
なのにあっさり拘束されるリーシャ様が庶民派可愛い!w
って冗談(可愛いのは本当だけどw)は置いておいて、ここからも新王国打倒のシナリオが窺えます。
まず、リーシャの扱いから、リーシャと母親の女王はお飾りです。四大貴族(と宰相)の力が拮抗しすぎていたので、その中の誰かを王座につけることができず、お飾りの女王を据えることでその場凌ぎをしたのでしょう。
しかし、四大貴族の跡継ぎの一人・バルゼリッドが死んだからか、別の理由からか、とにかくその力関係が崩れ、女王やリーシャを排斥しようとしている勢力がいるのです。
だからそいつらが今回のリーシャの事故に飛びついてリーシャが排斥される・・・・とルクスが新王国を打倒する障害が一気になくなるので(夜架も心置きなく仲間にできますしw)、そんな流れになるんじゃないかな〜と思ってみたりw
●リーシャ様はメインヒロイン!
何より、武装解除され、牢に幽閉されるリーシャはまさに囚われのお姫様でヒロイン力がパない感じに跳ね上がっていますw
一応、これまでもルクスが前に出て戦ってはきましたが、ヒロイン達はみんな機竜に乗ってお姫様というよりは女騎士って感じでした。
それよりも、ルクスを振り回すわ、服をプレゼントするわ、唇を奪っていくわ・・・・むしろルクスがヒロインな感じですw
そんな中、戦闘力を奪われ囚われのお姫様となったリーシャ様は、マジで由緒正しい正統派のヒロインだと言えるでしょうw
・・・・まあ、あと1〜2話でそんなに話が動くのかと言われると、どう考えても二期待ちだよねって感じではありますけど・・・・w
あとは、
「再び相見えたな、ルクス・アーカディア!」
と叫ぶ
(ホントに2話を見直さないと顔を思い出せませんでしたよ、ええw)
そして最後に、巨大兵器は負けフラグと、相変わらずEDクレジットでサニアより後ろと言うイジメを受けているヘイズ皇女殿下に励ましのエールを送ったところで、
(むしろサニアが味方になる伏線なんでしょうか?w)
最弱無敗の神装機竜《バハムート》第12話「」
に続きますw
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