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さて、冒頭はルクスと元旧帝国近衛騎士団長・ラグリードの戦いから。
いい加減この超長い肩書きを省略したいんですが、皆さんはそれでこのモブを認識できるでしょうか? 僕はイマイチ自信がありませんw
そんなモブが、前回のラストでバハムートに乗り換えたはずのルクス相手に、なんか調子に乗ってますw
あれれ? と思っていたら、バハムートに偽装したワイバーンでモブの手の内を見るというルクスの舐めプだったようです。
モブの目的が時間稼ぎだと確認できたところで本物のバハムートを出すルクス。そして見事にワンパンキルされたモブが、小物らしい良い最期を飾ってましたw
まあ、ルクスは機竜だけ破壊する妙技持ちなので、今回もそうなのかもしれませんがw
●リーシャの光と影
そしてモブを片付けたルクスは、アイリと連絡を取ります。そこでリーシャの状況を知ったルクスは・・・・。
その頃、リーシャは暗い牢屋の中で打ちひしがれていました。ヘイズの策略にはまり新王国の名を貶め、ルクス達の頑張りを無駄にしてしまったと。
そんなところにサニアが現れ、リーシャに巨兵が新王国軍を壊滅させる様を見せつけます。
牢の鉄格子の先の、暗い廊下の突き当たり、その窓から見えた光景に言葉を失うリーシャ。そしてサニアはリーシャに新王国の降伏を迫ります。
虚勢を張りそれを拒むリーシャですが、傷だらけの心は今にも折れそうでした。背後の採光口からは僅かに光が差し込んでいても、口ではその「光≒ルクス」のことを信じると言っていても、暗い廊下の先に広がる現実から視線を動かすことができません。
●間一髪・・・・
降伏を拒むリーシャを見て、サニアは、
「お前ら、姫様の腹に面白い見世物があるそうだ。服を裂いて拝ませて貰え」
と部下に命じ、牢屋を出て行きます。
戦闘中に相手の服だけ破るのは
いくら深夜アニメでもそんな展開はヤバいですよ!(建前)と緊迫の展開でしたが、間一髪、牢屋の壁をぶち抜いてルクスがリーシャを助けるのでしたw
●ルクスと一緒なら
バハムートの開けた大穴から眩い光と共に現れるルクス。
でもその輝きが眩しすぎて、リーシャは俯き、牢に残る影の中から踏み出すことができません。
「わ、私はお前に会わせる顔がないんだ」
と、その場にへたり込むリーシャ。
でも、ルクスは牢屋の外にあったティアマトのソードデバイスを手に取るとそれをリーシャに差し出します。
「(前略)僕はこの国や世界の人々に認められなくても、貴方に認めて頂けるだけで戦えますから。
僕にはリーシャ様の力が必要です。この国と僕達を、今度こそ守るために」
更にルクスはこう言って、リーシャに手を伸ばしてくれました。その背後に輝く光は眩しくて、まだ直に見ることはできないけれど、ルクスが前にいてくれたら、顔を上げルクス越しに見ることはできる。
だからリーシャはルクスの手を掴み
「行こう、ルクス」
と応えることができたのです。
リーシャの目元に溢れた思いが、その輝きを映していました。
●お姫様って・・・・w
その頃、クルルシファーとフィルフィが懸命に巨兵と戦っていました。そこにリーシャも加わわりますが、巨兵を止めることができません。
しかし、ルクスのリロード・オン・ファイアでリーシャのスプレッシャーを強化するという二人の初めての共同作業で巨兵の足止めに成功しますw
それに業を煮やしたヘイズは、自身の神装機竜・ニーズヘッグで直にリーシャを襲うのでした。そしてリーシャとヘイズの一騎打ちが始まります。
一方ルクスは巨兵内部への入り口を探す途中で夜架に戦いを挑まれます。
リーシャもヘイズも夜架も一応肩書きは(元?)姫のはずなんですが・・・・
問)姫って最前線に出て一騎打ちをする職業でしたっけ?
答)ラノベ界隈ではだいたいそんな感じですw
ということで、姫という共通点を持つ三人の戦いが絡み合うように描かれます。
●必須スキル?w
夜架は弟が殺された時、国を背負う姫である責任を放棄しました。自分は感情のない化物だからと、旧帝国との契約を言い訳に考えることを止めたのです。
だからルクスはそれは間違っていると、リーシャのように旧帝国の烙印、裏切り者の十字架を背負いながらでも戦い続けるべきだと、夜架の心に呼びかけます。
更にルクスの
「僕の戦いはまだ終わってない。帝国が滅びた今も続いてるんだ。理想を願った君や、君の弟と同じように!」
との言葉に、押し殺していた弟への思いを呼び起こされ、動きを鈍らせる夜架。ルクスはその隙を見逃さず、夜刀ノ神だけを斬り行動不能にさせるのでした。
ラグリードやバルゼリッドの時は全く無駄なスキルでしたが、相手が夜架なら非常に有意義な技だと思います!w
●彼岸花の季節
墜落し動かなくなった夜刀ノ神の中で、夜架が空を見上げています。二人の戦いに舞い上げられた彼岸花の花びらが音もなく舞い落ちます、惜しむように、祈るように。
だって今は彼岸の季節。死者が此岸(しがん)に帰る時。
だから夜架の胸にも弟が帰って来たのです。夜架は化物なんかじゃなかったから・・・・。
よって、夜架が回想する時、紙芝居演出になっていたのは、本当は人の心があったのに、自分は化物だと言い訳し、正しい自分(達)の姿を見ていなかった、作りものの(偽りの)物語を語っていた演出なのだと思います。
あと、ルクスにも彼岸花の暗示がかかってる気がしますが、上記したようにラグリードすら殺さなかった妙技持ちですし、五年前に旧帝国の騎士達を殺したのはフギルっぽいし、なら今回もルクスがヘイズを殺してない可能性があって・・・・彼岸花はルクスが過剰に自分を責めているだけって暗示なのかな? といった感じですw
●不遇な人達w
そんな訳で、単騎で奮戦していたヘイズ皇女殿下は、リーシャに気を取られていた隙に、夜架を改心させ駆けつけたルクスに成敗されてしまいましたw
まあ、ルクスと夜架の会話の裏でダイジェスト扱いだったセリスとサニアに比べれば、いい扱いだったのではないでしょうかw
ただ、サニアが未だに「セリス姉様」と言っていて、改心し百合枠になる可能性がワンチャン・・・・?
今回のEDクレジットを見ると、サニアがヘイズより後ろになって一体どの立ち位置なのかいよいよわからなくなってしまいましたけどw
●暗い時計塔で
そして建国記念祭、最終日の夜。
民衆が集まる広場に面した時計塔の最上階、そのテラスに立つリーシャの談話が始まります。
しかし、テラスの脇に小さな明かりがあるだけで、時計塔は真っ暗です。リーシャが専属騎士としてルクスを呼んだ時も、ルクスは真っ暗な廊下を通ってテラスに出て行きました。
民衆のモブがよく見えないくらい、大半の人々が暮らす地上から離れた高い場所は、二人が孤独であることの演出です。
時計塔が薄暗いのも、旧帝国の皇子、旧帝国の烙印を押された王女と、暗い過去を背負った二人が騎士として、王女として、人々に受け入れて貰えるのか不安に思っている演出でした。
●全てはこれから・・・・
そんな思いに俯くリーシャ。でも、ルクスが震えるその手をぎゅっと握ってくれました。祭りの花火が二人を照らしては消えていきます。だからこそ、リーシャは話し始めます。
「私がこれから目指す国のあり方は、過去の因縁や因習に囚われないことだ。失敗も過ちも受け入れ、その先の最善を見据えていくことだ。
(中略)
すぐに認めろとは言わない。私達のこれからで判断してくれ。私の目標が本当に正しいものなのかを」
そして深々と一礼する二人を、人々の拍手と歓声が包みます。
震える手をルクスがずっと握っていてくれたから、リーシャは顔を上げまた笑うことができました。
●ハーレムエンドw
その後、フギルが人気のない中庭とかではなく人の集まるホールに姿を現します。人々を束ね(導き? 利用し?)、フギルなりの理想の国を作ろうとしている演出です。OP見ても敢えて修羅の道を進む的な感じですし。
廃墟などに現れていたボッチのヘイズ殿下と比べれば、その意図が良くわかると思いますw
まあ、リーシャはフギルがいたことに気づかないまま、
「これで正式に私の騎士になった訳だし、これからはもっと互いの親睦を深めてだな・・・・」
と、もじもじしながらも、いよいよ正妻戦争に王手をかけようとするのですが・・・・騎士は騎士、恋人は恋人と、クルルシファー、セリス、フィルフィも全く後に引きませんw
そんなところに、夜架やティルファー、ノクト、シャリスにアイリも加わり、ハーレムエンドの幕が降りるのでしたw
といったところで、最弱無敗の神装機竜の感想を一旦〆たいと思いますw
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