【アニメ公式サイト様/ニコニコチャンネル様】
冒頭、前回に引き続き、ナツがまちに街の高校へ行くための訓練をしようと言ってきます。
しかし、まちは(精神的に座ることもできず)寝転がり、だらけた格好でそれを断ります。まちは前回のセクハラ親父達のせいでやる気を使い果たしたと言いますが、本当の理由は
『街の高校に行くことを諦めそうになっていたから』
だと思います。
前回、まちは一人でユニクロに行くこともできず、ナツに「一人では何もできない」と断言されてしまいました。だから、まち自身もそんな自分が街で暮らすなんてやっぱり無理なんだと、心が折れかけていたのです。
まちがこのシーンで、昔ながらのセンベイではなく「近代のお菓子・うまい棒≒近代社会の暗示」を名残り惜しそうに食べていたのもそのためです。
よって、この後、まちが(ダイエットのついでに)神楽をやろうと言い出したのは「そんな未練=うまい棒を食べてついた脂肪」を落とす、
『街に行くことを諦めて、神社の巫女として生きていくしかないのかなと、不本意ながらも村の生活を受け入れかけていた暗示』
・・・・だったのだと思います。
「放して! 私はこの身の肉を山神様に捧げてるのよ!」
なので、まちのこの台詞はある意味その通りなのですが、ダイエットを口実に本心を隠すまちがツンデレ可愛い!w
●神様と女子中学生、どっちが・・・・
そんな訳で、宝物殿から神楽鈴を出し、紙垂(しで)の縄に囲われた祭場を作り、その中央に立つ。古式ゆかしいまちの姿が凄く様になっていましたw
本人的には不本意なのかもしれませんが、一部界隈では大人気だと思います、よw
でも、まちが神楽という名目でダイエットのエクササイズをやろうとすると、ナツが怒り、空も急に曇りだしました。
木陰で空模様を窺いながら、まちは冬寒くて夏暑い日本海側は嫌だと、八つ当たりを始めます。
(街行きを諦めかけているのは、まちが一人では何もできないからなのに・・・・)
でも、ナツはまちが山神様に頼んで住みやすい環境にしようと言い、まちには神がかり易い優れた巫女の素養があることを話します。
するとまちは、いよいよ自分が村で巫女をする巡り合わせな気がしてきて、木の根元に寝転んでしまうのでした。そして足をバタバタと動かし、際どい姿を見せるまちw
しかし、山神様でも某きゃ○ーぱ○ゅぱみゅを知っていたというのに、現役女子中学生のまちは・・・・w
まあ、流石山神様、世俗の動きにもお詳しいと褒めるべき・・・・なのかも?w
●ケーキの意味
その後、気を取り直し、普通に神楽を舞うまちとナツ。その姿を見た良夫が、婦人会が作ったケーキを差し入れに持ってきます。
後に良夫は、この神楽を見てまちを使った「アイドル村興し」を考えたと言っていて、ケーキはそんな村人達の世俗の垢の暗示です。
だから、まちは太ってしまうと葛藤しつつ微妙な表情でケーキを食べ、食べすぎて苦しいと漏らすことになりましたw
●伝統を守る者
よって、そのまま寝入ったまちが神がかり雷の舞(?)を舞ったのは、そんな村人達の俗っぽい思いに山神様が怒ったから・・・・といった感じでしょうか。
また、後半は「アイドル村興し」のために村人達が考えた巫女服をまちが着てみる話で、まちの可愛い巫女姿を堪能できましたw
ただ、クマ耳クマ尻尾がついた巫女服に我を忘れてしまったナツ(笑)や、いい加減な良夫達に、まちは
「私は貴方達の着せ替え人形じゃない」
と言って新しい衣装を拒絶します。
なので、良くも悪くも変わらない、変われない、村の暮らしぶりを継承する「まち=伝統を守る者」の話になっていましたw
といったところで、
くまみこ 第4話「村の宝物」
に続きますw
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