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さて、三者三葉のサブタイトルは毎回、非常に凝ったものがつけられています。なので今回もとても面白いサブタイトルになっていました。
(今までのサブタイトルの意味は、1話感想や2話感想をご覧下さい)
よって、結論から先に書くと、サブタイトル「メイドの味がした」に籠められた本当の意味は、
『取り得、長所が垣間見えた』
という暗示です。
今回から登場する西川家の元メイド・薗部 篠が
「私お菓子作りが好き、いえ、それくらいしか取り得がなくて」
と言い、それを食べた小田切 双葉が、
「そうだねぇ、何て言うか、メイドの味がした」
と話していました。
また、今回『取り得』に関する色々なエピソードが描かれています。なので、「メイドの味がした」に「取り得」という暗示を籠めて、サブタイがそれらのエピソードをまとめて暗示しているのだと思います。
まあ薗田に関しては、裁縫だとか人外の体の構造(笑)だとか、色々「取り得」っぽいサムシングで溢れてますけどw
●取り、得・・・・?w
そんな訳で冒頭、ストーカー・山路が無断で葉子の家の戸締りを確認しています。
まあ、不本意ながら、一応葉子のためになっている「取り得」にカウントしておきますが、山路は早めに自首した方がいいと思いますw
●薗部ストライク!w
その後、登校する葉子達のシーンを挟んで、薗部が台風に乗り、葉子達の町にやって来ます。薗部が台風のように周囲を振り回していく暗示ですw
●台風一過
サブタイキャッチが明けて、
「凄かったわね、先週の台風」
葉山 照達が、久しぶりに中庭で一緒に昼食を食べています。いつもよりキラキラ成分多めで、台風一過の晴天が演出されていました。
●薗部との再会
そんな中、双葉は大食いなせいでお金がないとボヤきます。
「どこかに良いバイトないかな〜?」
「アルバイト、私もやってみたいと思っているのですが、どんなアルバイトなら私にできると思います?」
その話に葉子も身を乗り出しますが、双葉と照は曖昧に話を濁すのでしたw
そんなところに、ケーキ屋「Secret Garden(秘密の花園)」のバイト募集のチラシが飛んで来ます。
放課後、三人がそのケーキ屋を訪ねると、西川家の元メイド・薗部がオーナーだったことがわかります。
バイトしたいと言う葉子に、薗部は二つ返事を返します。
●山路の取り得
しかし、その直後、和やかな空気を裂くように牛乳の蓋が薗部を襲います。
「どういうことですか、薗部さん?」
抗議する山路に、今度は薗部が殴りかかります。そして二人の激しい戦いに、葉子がバイトする話は有耶無耶になってしまうのでしたw
「昔から、何でもそつなくこなす可愛げのない人間でした」
後に薗部が山路のことをこう言っていて、山路の「高いスペック=取り得」が窺えます。まあ、むしろ取り得を無駄遣いしているアレさが強調されている気がしますけどw
●双葉の取り得
「他に良いバイト先ないかな〜」
店からの帰り、双葉がボヤいていると「大食いのチャレンジメニュー」を大きく張り出している食堂が目に入ります。
「餃子食べれて5000円貰えて最高〜」
双葉はそれを完食し、ご機嫌で店を出てきます。双葉の大食いが「取り得」でもあることが描かれていました。まあ、その大食いが金欠になったそもそもの原因なのですが・・・・w
●夕暮れの商店街で
「羨ましいですわ。それに引き換え私には何の取り得もなくて」
それを見た葉子がこう漏らし、大食いが双葉の「取り得」で(も)あることが強調されます。
「そんなことないよ」
「そうよ、葉子様にも取り得はあるわよ」
「本当ですか、何だと思われます?」
おざなりにフォローする二人を、期待に輝く顔で見つめる葉子。しかし、双葉と照はまた言葉を濁し、三人で茜日の商店街を歩くのでしたw
●葉子の取り得
そんなこんなで、薗部が学校にやって来て、みんなで薗部のお弁当を食べることになります。
そこで薗部は、昔、葉子の父の手紙を葉子に渡した時のことを回想します。手紙には薗部が動物の絵を描いていて、
「わぁ〜、これって薗部が描いたの?」
「はい。文字だけの手紙では寂しいと思いまして」
「ありがとう、薗部!」
葉子はそれを純粋に喜んでくれました。
お嬢様気質が抜けず、双葉達以外に友達ができない葉子ですが、それは
『裏表なく純粋に自分の気持ちを言ってしまう「取り柄」でもある』のです。
薗部も山路もそれを知っているから、今でも葉子のことを気にかけてくれるのです。そしてそれは、双葉や照もきっと同じで・・・・。
そんな葉子様の「取り得」が、ふんわりと温かく描かれていましたw
だから、こんな風に1〜3話を通して、毎回サブタイトルを一番強く受けている葉子が、アニメでは主人公枠なのかな〜と思ってみたりw
といったところで、
三者三葉 第4話「むしろ生きがいです」
に続きますw
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