【アニメ公式サイト様】
さて、7話感想で書いたように、これまでマクロスΔのサブタイトルには二種類のものが存在していました。
一つは1〜2話など、「XXXXのYYYY」という書式で、ハヤテたち主人公サイドのみを指すものです。
もう一つは前回など、「AAAA BBBB」という書式で、ハヤテたちに加えウィンダミア視点も重なった、ダブルミーニングになっています。
更に今回は、「英語オンリー」という第三の書式になり、「外国(語)≒ウィンダミア」サイドのみを指すものになっていました。
何故そう言えるのかというと、まず、主人公サイドに「キング」がいないからです。レディーMや美雲など「クィーン」ならいますけど、艦長のアーネスト・ジョンソンを「キング」と呼ぶのは違和感がありまくりでしょうw
実はハヤテが「キング」だったとか可能性はいくらでもありますが、それを示唆するような演出はありません。
●風の王とは誰のこと?
それはキースやロイドがキングであるかのような演出があることからも、逆説的に説明できます。
ついでに言えば、ウィンダミア王・グラミア6世もサブタイトル「風の王」らしい演出を何も受けていませんし。よって、まずはハインツがグラミアのところに来て話すシーン。
「陛下。ラグナへはいつ侵攻するのですか? 私はいつでも歌えます」
「今は休め。それもお前の務め。良くやった、ハインツ」
と、グラミアはハインツを労いますが、ハインツに背を向けたまま表情も全く動きません。
後に艦長のアーネストが、グラミアのことを
「国と誇りを守るためなら悪魔にもなれる」
と言っていて、国や誇りのためにハインツを犠牲にしようとしていることが窺えます。
●新しい風
それに続き、ロイドとキースが話すシーンに移ります。
「戦争を終えたあとのことも考えろ。まだやらねばならぬことは多い。私にも、お前にも、時間はないのだ」
ロイドはキースにこう言いますが、現在戦争を主導しているのはグラミアです。普通ならキースに言っても仕方のないことでしょう。
まずはキースと合意してから二人でグラミアを説得するつもりだった、などの可能性もありますが・・・・。
「だからこそ、最期のその瞬間まで俺は戦う。(中略)お前も命が尽きるまで戦い続けると信じていたが」
「命など惜しくはない。だが、銀河に新たな風を吹かせるまでは・・・・」
しかし、キースに話を一蹴されたロイドは、歯がゆそうにこう呟きます。
『二人とも全身に"風"を受けながら』
グラミアの風ではない「新しい風」が必要だと。だから、ロイドはここでもハインツのことを心配していまが、グラミアのことは話題に出しもしなかった・・・・ように見えてしまいます。
よって、サブタイトルの「風の王」を受けているのは、グラミアではなくこのシーンのロイドやキース・・・・なんじゃないかな〜、みたいなw
これまでもグラミアがこんな風を受ける演出は一度としてありませんでしたし。
だとすると、キースは、
「風を汚した者どもを許す訳にはいかない」
なんてことを言っていて、「もしグラミアが国や誇りを守るために悪魔となって次元兵器を使っていたなら、グラミアへの反逆フラグも立っている」気がしなくもなかったり・・・・?
●美雲もハヤテ父を知っている?
あと、今回、ハヤテの父も軍人だったことが明かされました。8話でアラドが言っていた
「よく似てやがるぜ、あの人に」
は、やはりハヤテの父のことだったみたいです。
なので8話感想で書いたハヤテ父に関することは大体当たっていたのかな〜と思ってみたりw
すると「インメルマン・ダンス」って名称の意味合いが変わってくる・・・・気がします。
今までは「(ハヤテ)インメルマン・ダンス」だと思っていましたが、実はハヤテ父の技で以前より(広く?)知られていた可能性が強まりました。
よって、3話で初めて美雲が「インメルマン・ダンス」という呼称を使いましたが、それは美雲もハヤテ父を知っていたからで・・・・。
だから、ハヤテやフレイアや美雲の過去がかなり色々と隠されていますが、実は色んな繋がりがあるのだと思います・・・・多分w
●三角関係が・・・・
あとは、ハヤテとフレイアとミラージュの三角関係がかなり表面化してきました。でも、マクロスというタイトルの時点で三角関係は約束されていたというか何というか・・・・w
といったところで、
マクロスΔ(デルタ) 13話「激情 ダイビング」
に続きますw
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